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原状回復工事のおおまかな流れ

日本語,スタッフブログ

お世話になっております。
オフィスの原状回復ドットコムのYでございます。
弊社は東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がける内装会社です。

 

前回は、原状回復工事を開始する前にしなくてはならないこと

 

というテーマでした。今回はその続きで、

 

原状回復工事のおおまかな流れ

 

をご紹介いたします。
工事中の様子は皆さまがすべて把握している必要はありませんが、
今後依頼されるということであれば、参考としていただければ幸いです。。

また、原状回復とはそもそも何なのかについてのお話は、
こちら にて行っております。併せてご覧ください。

 

 

 

 

 

原状回復工事は、大きく分けると

 

  • 退去するオフィスを借りた時点の状態にするための内装解体、廃材撤去作業
  • 解体・撤去した部分の復旧作業

 

の2つに分けられます。

それぞれのポイントを順を追って紹介させていただきます。

 

 

石膏ボード解体の様子1

 

退去するオフィスを借りた時点の状態にするための内装解体、廃材撤去作業

 

 

ライフラインを停止し、いよいよ内装(解体)施工業者が作業に入ります。

ここから解体撤去作業が行われるのですが、もう少しかみ砕いて説明させていただきます。

 

・家具、什器の解体撤去

 

借主(依頼者)側が処分できなかった大きな家具や什器を解体したり、撤去を行います。

原状回復すべき箇所に物がたくさんあると作業効率が下がるため、解体・撤去したり、施工箇所ではない部分の一角に仮置きするなどします。

 

 

・足場や養生の設置、施工

 

作業箇所が片付いてきたらいよいよ養生を行い、足場を設置します。

 

 

床養生の様子

床保護のための養生の様子

 

 

ホコリ養生の様子

ホコリ養生の様子

 

 

足場の例(写真右部)

 

 

養生に関しては 過去の記事 にて詳細を書いているので、
ぜひともご覧ください。

 

上記のような養生を行い、お客様やフロア内他業者、共用部へキズやホコリがいかないよう細心の注意を行い、作業が開始されます。

 

 

・内装材の撤去作業(内装解体)

 

ここからいよいよ内装を解体していきます。

施工範囲や手順にもよりますが、天井、壁、床の順に解体していきます。

オフィスの場合、蛍光灯の交換や床タイルの交換などは必須項目となっていることが多いです。

再度となりますが、この辺りは契約書をよく読みご確認ください。

後から不要な箇所を解体・回復してしまったとなると余計な費用がかかってしまいますし、時間もかかります。

 

また、床タイルの撤去の際、接着剤を剥がす「斫り(はつり)工事が発生することが多いです。

 

電動工具を使用することが多く、大きな音・振動が発生します。この工程の日時については確認をしておき、
近隣への説明をしておくと理解を得やすいかと思われます。

 

 


 

解体・撤去した部分の復旧作業

 

借主側で手を加えた箇所や、原状回復義務のある箇所の解体撤去が完了していった段階で、いよいよ「原状」に「回復」するべく復旧作業を行っていきます。

 

天井や壁のボード、クロス(壁紙)、照明器具、床フロアマット、エアコン、ドア、ブラインド…など、契約にもよりますが、すべて原状回復に含まれているとかなりの箇所を復旧することになります。

 

 

 

・天井、壁、床内装材、その他の復旧作業

 

 

解体・撤去した部分の復旧を行っていきます。

上記でも説明いたしました通り、契約にもよりますが壁クロスや蛍光灯、床フロアタイルなどは多くの場合復旧対象となっていることが多いです。

 

 

 

・産業廃棄物の処理(搬出)

 

 

解体材や、借主側で搬出できなかった廃什器、作業の際生じた材料などを搬出していきます。

 

正式な業者であればマニフェスト制度に則り、「どの解体材どのような経路(業者)を通り、どこに搬出されるのか」を伝票にして記さなければならない決まりがあります。

 

中間処理施設で処分しきれない場合は最終処分場に回されるため、中間処理業者~最終処分業者までのマニフェストも別途発行されることとなります。

 

借主側でこれらすべてを把握している必要はございませんが

廃棄物処理業者が悪徳である(≒解体業者が悪徳である)場合、知っていながらそれらの業者に依頼したとなると依頼者(借主側)へも罰せられる可能性が高くなります。

 

マニフェストの複写を渡してこない業者には要注意です。可能であれば、複写をいただき、業者についても調べてみるとよいでしょう。

 

ただし、施工業者自体が最終処分を行う場合や、廃棄物を保管できる施設を持っている場合マニフェストが不要となります。

 

実際に依頼する際は、その辺りまで把握できていると安心です。

 

 

参考:解体見積もり広場

 

 

・解体、撤去後の清掃作業、仮置きした什器や家具などの復旧

 

業者にて原状回復を行った後、大なり小なり現場にホコリや細かいゴミが出てきたものを、業者にて清掃を行います。

 

ただし、清掃作業をそのまま施工業者が行うか、別の業者に依頼するのか、どの程度の清掃となるかは業者やプランなどにより異なります。

 

通常、ゴミはもちろんホコリもしっかり清掃して引き渡しするよう契約が取り交わされていることが多いです。

 

清掃をどれくらい行ってくれるか、事前に確認しましょう。

 

全てが終了した後、作業のために仮置きした什器や家具を戻していきます。

この際も、もしも作業前と什器や家具のレイアウトを変更しなければならないなど、元の通りではない配置に変更する場合はあらかじめ業者と打ち合わせをしておくとスムーズに進められます。

再度の注意とはなりますが、トラブルや余計な費用・時間的コストを削減するためにも、この辺りを踏まえて業者や、契約書を通じて貸主側との打ち合わせを行っておきましょう。

 

 

まとめ

ままとめとめ

 

 

今回は原状回復工事の手順のうち、
実際の原状回復工事の流れを紹介しました。

 

まとめますと、

  • 契約書をよく読み、原状回復の範囲を改めて確認する
  • 騒音・振動が出る作業の日時やボリュームを確認し、対策をする
  • 産業廃棄物の搬出や、什器や家具のレイアウトの確認をする
  • その他、賃貸借契約書の内容に即した原状回復工事になっているかどうか確認する

 

ことが重要です。工事が始まると大きな音やホコリが発生しますし、
業者との打ち合わせをじっくりとすることもしにくくなるかもしれません。
そのため、可能な限り取り返しのつきにくい事柄については早めの確認をおすすめします。

 

 

もちろん、一連の流れに関して不明点などございましたら、
お気軽に弊社へもお問い合わせください。

 

 

 

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