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2025年に注目される内装工事の最新トレンド
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- 投稿日:2025年02月17日
このページの目次
お世話になっております。
オフィスの原状回復ドットコムでございます。
弊社は東京都豊島区池袋を全国各地でLGS工事、ボード工事の内装下地工事を手掛けております。
今回は、
2025年に注目される内装工事の最新トレンド
の記事を書いてみようかと思います。

内装業界は日々進化を続けていますが、2024年は働き方改革で革命が起こりました。
そして2025年もまた特に大きな転換点となる年です。
本記事では、環境に配慮した素材や先端テクノロジーを駆使した
新しい内装工事のトレンドについてご紹介します。
これを読んでいただければ、これからの内装工事に役立てると思います。
※大見得を切りましたが参考程度で大丈夫です。
まずは、
環境対策と素材料の優先

引用:photoACより
最近では、気候変動や環境問題が世界的な課題となっています。
そのため、内装工事でも環境に配慮した素材や手法がよく求められるようになってきました。
例えば、再生可能な木材や自然分解可能な壁材が注目されています。
※自然分解可能(しぜんぶんかいかのう)とは、
自然の中で元の状態に分解されて、土や水など自然環境に戻ることができる素材を指します。
要するに、使った後でも環境に悪影響を与えず、自然の一部に戻れる材料ということです。
こうした素材は、見た目の美しさだけでなく、地球環境に優しいという点でも高い評価を受けています。
さらに、これらの素材は長期的に使用できるため、結果的にコストパフォーマンスにも優れています。
再生可能な素材とは?
- 古材のリサイクル:使用済みの木材を再加工して新しい床材や壁材に。
- バイオマス素材:植物由来の原料を使った環境負荷の少ない製品。
実際のコストは?
再生可能な素材は、初期コストがやや高めですが、政府の補助金や税制優遇を活用することで負担を軽減できます。
また、メンテナンス費用が抑えられるため、長期的には経済的な選択となることが多いです。
最近の補助金制度だと、「リチウム蓄電池リサイクル設備導入事業」などが挙げられます。
具体的な補助金の申請方法や要件については、環境省の公式ウェブサイトや関連する公募情報をご確認ください。
テクノロジーの進化とスマートビル化
次に注目すべきは、テクノロジーの進化です。
内装工事業界では、デジタル技術の導入が進み、効率的かつ精度の高い工事が可能になっています。
最新技術の例
●BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)
設計から施工、管理までを3Dで一元化することで、無駄を大幅に削減。

BIM概念図(日本建設情報技術センター様より引用)
Building Information Modelingの略語で簡単に内容を説明すると
BIMとは、建物の設計、施工、管理に関する情報を3Dモデルとして統合する技術です。
建築や内装工事業界で注目されるこの技術は、以下の特徴があります。
「設計から施工、管理まで一元化」
BIMを活用することで、設計図だけでなく、工事に必要な材料や工程、
コストなどの情報を1つのモデルで管理できます。
「3Dモデルによる視覚化」
施主や関係者が完成後の建物や内装をリアルにイメージでき、変更点や調整を迅速に行うことが可能です。
「無駄の削減」
材料の過剰発注や設計ミスを防ぎ、工事の効率化を実現します。
これにより、プロジェクト全体のコスト削減が期待できます。
BIMは、特に大規模なプロジェクトや複雑な設計が求められる内装工事で効果を発揮します。
この技術を採用することで、工事の透明性を高め、
施主とのコミュニケーションをスムーズにする効果もあります。
CADから移行する会社様も多くなっております。
●IoTスマート設備
照明やエアコンなどの設備がインターネットと接続され、自動制御や遠隔操作が可能に。

スマートプラグ(amazonより引用)
IoTスマート設備とは、建物内の設備がインターネットに接続され、データのやり取りや制御が可能になる技術を指します。
「モノのインターネット(Internet of Things: IoT)」を活用した設備は、内装工事やスマートビルディングで注目されています。
IoTスマート設備の具体例
- 照明の自動制御
日中の自然光をセンサーで感知し、室内の明るさを調整する照明システム。 - エアコンの遠隔操作
外出先からスマートフォンを使ってエアコンのオンオフや温度調整を行う機能。 - セキュリティシステム
ドアや窓の状態をセンサーで監視し、不審な動きがあれば通知する仕組み。 - エネルギー管理システム
建物全体の電力消費量をリアルタイムでモニタリングし、エネルギーの効率的な利用を支援する。
上記画像のスマートプラグもIoT(モノのインターネット)の一部に含まれます。
スマートプラグは、家電製品や電子機器をインターネットに接続し、スマートフォンや音声アシスタントを使って
遠隔操作したり、タイマー設定をしたりする機能を提供します。
スマートプラグは、家庭やオフィス内でIoT機器を簡単に導入する方法として人気があります。
初期コストが比較的低いため、IoT環境を構築したい人にとって試しやすいデバイスです。
スマートプラグの価格帯は、機能やメーカーによって異なりますが、
一般的には1,000円から3,000円程度が主流です。
悩んでる方は参考にしてみて下さい。
●VRショールーム
完成後の空間を仮想現実で体験できるため、顧客とのイメージ共有が容易になります。

LIXIL VRショールーム(画像:LIXILより)
VRショールームの可能性
VR(仮想現実)を活用したショールームは、顧客とのコミュニケーションを劇的に変えるツールです。
以下にそのメリットと具体的な活用例を挙げます。
1.臨場感のある体験
顧客は完成後の空間を360度視覚的に確認できるため、設計の細部や素材の選択をリアルに体感できます。
2.デザイン変更の効率化
顧客がVR内でデザインの変更点を確認しながら提案を受けることで、設計段階でのミスや修正が減少します。
3.遠隔地でも利用可能
実際のショールームに足を運ばなくても、VRヘッドセットを使えばどこでも体験可能です。
これにより、地域を超えた顧客への対応が可能になります。
活用例
●スマートフォンを使った壁紙変更体験
顧客が自身のスマートフォンで部屋の写真を撮影し、アプリを通じて壁紙や床材を自由に変更できます。
これにより、実際の空間におけるカラーバリエーションや素材感を試すことが可能です。
●商業施設の設計提案
店舗の動線やディスプレイの配置を仮想空間で確認し、開店前に最適化できます。
●リノベーションのシミュレーション
古い建物の改修プランをVRで提示し、ビフォーアフターを比較できます。
コストと導入のポイント
VRショールームの導入には初期投資が必要ですが、設計ミスの削減や顧客満足度の向上によるリターンが期待できます。
また、手軽にVRを体験できるスマートフォン対応のアプリも増えており、小規模プロジェクトでも活用が可能です。
LIXIL様のサイトにてバーチャルショールーム体験が出来ますので
よかったら体験してみて下さい。
テクノロジー技術を導入することにより、設計ミスや無駄な資材の発生を防ぎ、結果的にコスト削減や作業効率の向上が期待できます。
また、顧客満足度の向上にも繋がります。
最後にご紹介するのは
文化とパーソナライズ化
近年注目されているのが「パーソナライズ化」です。
(※パーソナライズ化とは、お客様一人ひとりのニーズや好みに合わせて、
商品やサービス、デザインを個別にカスタマイズすることを指します。
内装工事の分野では、住む人や使う人のライフスタイル、価値観、機能的な要求を反映させた空間作りを意味します。)
お客様一人ひとりのニーズに応えるため、個性を反映した内装が求められています。

具体的な提案
●オフィスのブランディングデザイン
社風や企業カラーを取り入れた空間作り。
例として、ロゴカラーを反映した壁紙や、業種に合ったテーマの装飾など。
●店舗の特徴を生かしたデザイン
飲食店であれば、料理のジャンルや雰囲気に合わせた内装提案。
例として、和食店なら木材を多用した温かみのある空間だったり和室など。
●柔軟なレイアウト変更が可能な設計
可動式の家具や間仕切りを活用し、用途に応じて空間を変えられる設計。
例として、オフィスだった場合、調光可能なLEDシステムや可動式の間仕切りを使った自由度の高いデザインなど。
コストとのバランス
パーソナライズされた内装は、初期投資が高額になる場合がありますが、
個性を強調したデザインは長期的に見て価値があるので投資するのもおすすめです。
では、最後に

まとめ
2025年の内装工事のトレンドは、多種多様なトレンドが交錯する時代ですね。
環境への配慮を重視した素材選び、最先端のテクノロジー活用、そして顧客一人ひとりのニーズに応じたパーソナライズ化されたデザイン。
これらの要素をバランスよく取り入れることで、より魅力的で持続可能な空間作りが出来上がります。
内装工事を検討中の方は、ぜひ今回ご紹介したトレンドを参考にしてみてください。
ご不明点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください!
今後も、内装工事や原状回復工事に関する話題や施工事例を順次ご紹介してまいりますので、
ぜひブログをご覧いただければと思います。
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飲食店の内装ならこちらの記事もご覧ください。
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