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【内装解体・改修工事】養生の意味と、それを行う理由について(実例あり)
- 日本語,スタッフブログ
- 投稿日:2021年11月29日
お世話になっております。
オフィスの原状回復ドットコムのYでございます。
弊社は東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がける内装会社です。
今回は、
養生
についてその言葉の意味と、私の私見を述べたいと思います。
養生の一般的な意味
まず、「養生」という言葉について皆様はどのように認識しているでしょうか。
おそらく、最低2つの意味を思い浮かべるかと思われます。
goo国語辞書のページより引用させていただきますが、
- 生活に留意して健康の増進を図ること。摂生 (せっせい) 。「酒やタバコをひかえ、つね日頃から―している」
- 病気の回復につとめること。保養。「転地して―する」
- 打ち込んだコンクリートやモルタルが十分に硬化するように、低温・乾燥・衝撃などから保護する作業。
- 家具の運搬や塗装作業などの際に、運搬物や周囲の汚損を防ぐために布や板などで保護すること。「―シート」
このうち、私はよく1の意味で祖父母に「養生してね」と言っていました。
高校以降、進学するにつれて4の意味を知るようになりました。
もちろん、今回説明させていただきますのは4の意味となります。
工事で使われる、養生の意味と目的
改めまして、工事において養生とは以下の目的で行われます。
- 材料運搬時、既存の建具や共用部、作業室内の家具など傷つけてはならないものの保護のため
- 作業時、ホコリや切粉が作業箇所外に侵入し、汚損や清掃の手間になる事を防ぐため
まず、1番目の傷つけてはならないものの保護のための養生の様子は以下の通りです。
こちらはとある現場での床養生の様子です。
皆さまも一般住宅の引越しや、オフィス移転などの際養生されているところをお見かけしたことがあるでしょうか?
養生シート(ブルーシート)を箇所に合わせて丁寧に切り取り、養生テープまたはマスキングテープにてずれないように貼り付けてあります。
この写真には写っていませんが、エレベーターなどを使って材料を搬入出する時や
部屋のドア部分など出っ張りにも、ドア部分やエレベーター内部を保護する養生を施工していきます。
壁も養生し、尖った材料などを運搬する際傷つけないようにしていきます。
引越しや、大物の材料の運搬の際は、エレベーターで言えば全面ドア部分も保護することがあるでしょう。
次に、2番目の汚損や清掃の手間になる事を防ぐための養生についてです。
こちらは別現場での什器を部屋の隅に仮置きし、養生している様子です。
マスカーと呼ばれる養生テープは緑色部分に粘着テープが付いており、
ホコリやボードなどを施工する際の切粉が入り込んで汚損しないよう保護していきます。
汚さないようにするということは、清掃の手間を軽減することにもなります。
このように、養生をするということは共用部やお客様の什器や備品、床や壁の保護はもちろん、
作業後の清掃の手間を省くことにも役立つのです。
まとめ
今回は実例写真を交えて、養生について説明させていただきました。
必要以上に過剰な養生は作業効率の低下などにつながりますが、
共用部やお客様の備品などを破損・汚損させてしまっては本末転倒となってしまいます。
工事を依頼する際は、ある程度皆さまにて
「フロアの中でもこの部分は傷つけは厳禁」「この備品は特に壊れたり、汚れたりしたら困る」
などを洗い出し、施工業者に詳細をお伝えし、しっかり保護してほしい場合
その旨お伝えすることをおすすめします。
もちろん、弊社へご依頼の際もそれらのご要望はお気軽にお伝えください。
その他不明な点がございましたら、ぜひとも弊社にご相談ください。
オフィスの原状回復ドットコム
では、個人宅からマンションやオフィス、商業施設のテナント、ホテル、学校など規模を問わず、原状回復工事、内装工事を承っております。
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