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原状回復工事を依頼する前にしなくてはならないこと

日本語,建築コラム

お世話になっております。
オフィスの原状回復ドットコムのYでございます。
弊社は東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がける内装会社です。

 

12月も半ばとなり、そろそろ年を忘れつつも、2021年が終わることに
寂しさを感じる頃かと思われます。今回は、

 

原状回復工事を開始する前にしなくてはならないこと

 

をご紹介いたします。

皆さまが想像される実際の工事以前の流れをざっくりと紹介いたしますので、
ぜひとも参考にしてください。

 

また、原状回復とはそもそも何なのかについてのお話は、
こちら にて行っております。併せてご覧ください。

 

 

 

 

 

原状回復工事に限ったことではありませんが、
工事前にしなくてはならないこと は依頼をする際においては、
むしろ工事が着工されてからよりも重要であると言えます。

 

 

工事前にしなくてはならないこと

 

 

  1. 貸主側との打ち合わせ
  2. 業者の選別、見積、現地調査依頼
  3. 上記で選定した業者による現地調査、近隣の調査
  4. 近隣、テナントへのあいさつ
  5. 不用品の処分・回収、軽清掃、ライフラインの停止

 

 

1.貸主側との打ち合わせ

 

以前の記事 でも少し触れていますが、工事を依頼する前に最初にしておかなくてはならないことはやはり、貸主側との打ち合わせです。

退去する際の契約書をよく読み、こちらが「原状回復すべき箇所」をしっかりと確認しましょう。

 

また、原状回復工事を、貸主側より指定業者にて行うよう契約されている場合があります。

その際も、工事の見積書を詳細に打ち出してもらい

  • 不要な工事が含まれていないか
  • 工事の金額は適正か

確認しましょう。

 

 

2.業者の選別、見積、現地調査依頼

 

まず、原状回復工事業者を貸主側により指定されている場合は工事の金額が適正であるかどうか調べるためにも、指定されている業者と別に、複数の業者に見積もりを依頼してましょう。

「〇〇を撤去し、張り替える」工事の場合であっても、計算方法や手順、作業する人数などにより金額は様々です。

もちろん依頼する立場からすると安いに越したことはないかと思われます。

 

数値に具体性のある業者の金額を提示し、不当な請求が行われていないか確認するべきです。

 

工事業者が指定されていない場合も同じく、複数の業者に相見積もりを出してみましょう。

工事の区分に対し、明確で具体的に書かれているとより安心できるかと思われます。

 

例えば「〇〇工事一式」と書かれている場合、何にどれだけの費用がかかっているのかわかりにくいです。

その場合、時間が許されるのであれば詳細を明記してもらえるよう、お願いしてみるのもいいかもしれません。

 

また、逆に見積を依頼した中で大幅に金額が安いのも注意が必要です。

本来かけるべきコストが省かれていたり、産業廃棄物を不法投棄されることもあるかもしれません。

なお、工事許可を取得していない業者へは依頼すべきではないでしょう。

 

ミーティングのイメージ画像

 

 

3.選定した業者による現地調査、近隣調査

 

業者が決まったら、いよいよ現地調査や近隣調査を依頼します。
工事の大まかな手順を知らされていても、材料や産業廃棄物の運搬ルートや
周辺の状況は確認しなくてはなりません。

 

依頼している物件がどのような規模か、オフィスなのか店舗なのか、エレベーターの有無、
同フロアで他に営業しているお店が無いかどうかなどを業者はチェックします。

 

また、この時点で処分してほしいものなどを指定しておくと費用の相談ができたり、
作業が円滑になるため、確認しておきましょう。

 

 

 

4.近隣、テナントへのあいさつ

 

調査が完了したところで近隣やテナントへのあいさつを行います。

内装解体を含む工事には周囲の理解あってこそです。

 

業者側で近隣へはあいさつを行ってくれますが、
可能であれば同行し、一緒にあいさつ回りを行うとよいでしょう。
もちろん、期間が確定しているのであればこちら側であいさつを行うのも大丈夫です。
ただし、あまりに早すぎると相手側も忘れたりしてしまうかもしれません。

あいさつの際、工事のざっくりとした内容や工事をする期間や時間帯、搬入出の経路などを
ビル管理者や近隣に説明したりします。

何も知らずに隣が工事で音を立てたりホコリを舞わせたりしたら嫌な気分になりますよね。

 

 

 

5.不用品の処分・回収、軽清掃、ライフラインの停止

 

ここまで来たらいよいよ工事…の前に、
あらかじめ、まずは不用品の処分を行いましょう。

従業員の私物や小さめの備品、家具や什器もこちらで処分できそうなら
してしまうと作業もスムーズになり、あるいは物によっては売ることで節約になる可能性があります。

業者に処分させるとすべて廃棄物扱いとなり、処分に期間や費用がかかる可能性もあります。

 

また、着工前に可能であれば清掃や整理整頓をしておくと、
業者側も手間が減るため、作業にスムーズに入りやすくなったり、
場合によってはコスト削減になることがあります。

 

いよいよ着工という手前にはすべてのライフラインが停止されてなければいけません

この段階で停止できるよう、工事の2週間ほど前には連絡を済ませておきましょう。

 

 

 

今回は原状回復工事の手順のうち、
工事の開始前に絞って紹介しました。

 

まとめますと、

  • 契約書をよく読み、貸主側としっかり打ち合わせをする
  • 業者へは相見積もりを出し、判断は慎重に行う
  • 近隣あいさつを欠かさないこと
  • 撤去できるものは、こちら側で撤去してしまうこと

 

が重要です。工事が始まる前こそ、
確認すべき点が多いかもしれません。

 

もちろん、一連の流れに関して不明点などございましたら、
お気軽に弊社へもお問い合わせください。

 

 


 

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