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【内装 用語解説】フカシ壁とは? どのような壁を指すのか、またその役割をざっくりと解説

日本語,建築コラム

お世話になっております。

オフィスの原状回復ドットコムのYでございます。

弊社は、東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がけています。

 

 

今回は、

 

フカシ壁とは? どのような壁を指すのか、またその役割をざっくりと解説

 

というテーマでお話してみようかと思います。

 

内装にはちょっと疑問に思うけど、実はよくわからない という用語について、
ちょっとずつ掻い摘んで説明させていただくシリーズとなります。

 

中でも、今回を含め3回ほど「壁」をテーマに、関連した記事を更新しました。

ご興味がございましたら、前回前々回の記事もご覧ください。

 

前回のブログ↓

【下がり壁とは? 垂れ壁との違いは? 役割をざっくりと解説】

 

前々回のブログ↓

【腰壁とは? どのような役割を持っているのかざっくりと解説】

 

 

 

 

 

 

 

フカシ壁とは? どのような壁を指すのか

 

 

フカシ壁とは、漢字にすると「付加 し 壁」となります。

構造上問題の無い箇所へ、通常の壁にさらに厚みのある壁や、下地を組んだ壁を施工することを
フカシ」や「(壁を)ふかす」といい、そのように施工された壁を「フカシ壁」と呼びます。

 

なお、後述いたしますが、内装デザインとしてのフカシ壁の意味合いと、
内装工事としてのフカシ壁は、指す言葉の意味合いが若干異なります。

 

以下に、説明してまいります。

 

 

 

 

内装デザインとしてのフカシ壁

 

 

内装デザインとしての「フカシ壁」は、既存の壁に下地を組んだり、
パネル材を追加することにより、
デザインのアクセントや、機能性個性を引き出すために行われます。

 

既存の壁の下地に、厚みを加え、あるいは窪ませることで収納スペースを作り出すことも可能です。

 

 

 

 

内装工事としてのフカシ壁

 

 

内装工事としての「フカシ壁」も、広義としての意味合いは同様ですが、
デザインとしての意味合いよりも、構造上必要な箇所の下地を厚くする施工の事を指します。

 

主に配管、配線を格納する目的で施工されます。

 

例えば新築住宅にて、壁掛けのモニタが設置される箇所に配線を隠したい場合、
そのスペースを確保するために通常よりも下地の奥行きを厚めに取り、
内部に配線を入れ込むことができるように施工します。

 

また、男性の方はデパートや駅などの小便器の上に
物が置けるようなスペースをご覧になったことはないでしょうか?

 

あの厚みのあるスペースは、結果として物が置きやすく施工されていますが
本来の目的は給排水設備配管を格納するスペースとして取られています。

 

 

児童教育施設内のトイレにて配管を隠すためのフカシ壁が施工されている様子です

児童教育施設のトイレにて配管を隠すためのフカシ壁が施工されている例

 

 

内装工事におけるフカシ壁というのは配管・配線を隠すために
オフィスや店舗、施設などでは頻繁に行われております。

 

特別な施工ではなく、機能や強度などの都合上、
下地を組み壁がフカされている箇所は少なくありません。

 

 

 

 

フカシ壁のメリット

 

 

  • 配管・配線を隠し、格納するスペースとして機能できる
  • ニッチ壁と併せて、収納スペースを作り出すことができる
  • 照明や、太陽光との組み合わせで立体的な空間を作り出すことができる

 

 

 

配管・配線を隠し、格納するスペースとして機能できる

 

 

最もベーシックなフカシ壁の役割の1つですが、配線や配管を隠すためのスペースとして
施工することで、見た目がすっきりします。

 

多くの飲食店において、電源が集中する箇所ではフカシ壁が用いられています。

また、上述したようにトイレにも頻繁に用いられております。

 

概念としては吊り天井にも同様の役割があり、元々存在している天井や壁と、
今回作成したフカシ壁、吊り天井の間に配線や配管を通し、線や管を保護したり、
あるいは人がそれらにつまづいたりしないようにする役割があります。

 

 

飲食店にてフカシ壁が施工され、配管が格納されている様子

飲食店にて既存の壁に軽量鉄骨下地を組み、内部に配線がされている様子

 

 

 

 

ニッチ壁と併せて、収納スペースを作り出すことができる

 

 

ニッチ壁とは、フカシ壁と反対に「構造上問題の無い箇所の壁をくぼませ」た壁を指します。

 

空間にある程度余裕がある箇所であれば、下地の厚みを調整することで
後付け、買い足しをした棚とは異なる、お部屋に調和したデザインの収納スペースを作ることも可能です。

 

わかりやすい例で言うと、出窓に物を置いたりすることができるスペースを
作為的に壁にて作り出すことができるという感じです。

 

 

 

照明や、太陽光との組み合わせで立体的な空間を作り出すことができる

 

現代の住宅は基本的にはフラット(平面的)に作ることを前提に作られていることが多いですが、
壁紙や塗装、左官仕上げでは得られない立体感を、フカシ壁で作ることができます。

 

メーカーのページとなりますが、こちらのサイトがわかりやすいためご紹介させていただきます。

もしもこの記事を見て、あるいは以前からこういった施工に興味があるようでしたら、
参考になれば幸いです。

 

参考:大建工業株式会社 『おしゃれな部屋に早変わり! ”ふかし壁”って知っていますか?』

 

 

 

 

 

フカシ壁のデメリット

 

 

  • 壁をふかした分だけ、空間が狭くなる
  • 強度の都合上、どこにでもどれだけでも施工できるわけではない
  • 壁が盛り上がった分、ホコリが溜まりやすくなってしまう

 

 

当然のことではありますが、壁をふかした分だけ、空間が狭まります。

大規模な改修(原状回復後の新規入居など)であれば問題ないかと思われますが、
お部屋の一部をリフォームするなどの場合は慎重に検討する必要があります。

 

また、収納として作成する場合、作成したが置くものに迷ってしまった、
あるいは強度的、大きさ的に想像していた棚と違うといった事象が発生する可能性もあります。

 

空間が立体的になる分ホコリも溜まりやすくなります。

管理のしやすさも加味して施工の際は検討しましょう。

 

 

 

関連用語(リンク)

 

 

 

 

まとめ

 

 

以上、今回はフカシ壁とは? どのような壁を指すのか、またその役割をざっくりと解説
させていただきました。

 

 

 

簡潔なまとめ

 

 

  • フカシ壁とは、壁に一定の厚みを「付加」した壁を指す
  • 配管・配線を隠したり、収納、デザインのために施工される
  • 内装工事においては特別な施工ではなく、随所に使用されている

 

 

内装工事においてはフカシ壁はデザインとしての特別な施工ではなく、
特にオフィスや店舗においては多数の配管・配線を隠し、内部に行き渡らせるために
しばしば行われます。

 

皆さんがオフィスや店舗、施設などで見かける壁は、実は既にフカされた壁かもしれません。

 

住宅においてはデザインや収まりをよくするために施工されることがあるので、
リフォームなどの際参考になれば幸いです。

 

 

 

オフィスの原状回復ドットコムでは、フカシ壁を含む内装の施工を行っております。

 

「寝室の壁面に収納スペースを新設したい」

「店舗の改修工事の際、電源を集中させる箇所を設けたい」

 

など、ご相談、お見積りはお気軽に
お待ちしております。

 

 

 

 

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