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【内装 用語解説】折り上げ天井とは?メリット・デメリットと実際の施工の流れを解説

日本語,建築コラム

 

 

お世話になっております。

オフィスの原状回復ドットコムのYでございます。

東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がけています。

 

今回は、

 

折り上げ天井とは?

 

というテーマでお話してみようかと思います。

 

最初に申し上げますと、施工事例にて新築のスポーツ施設にて
折り上げ天井の施工に弊社が携わったため、
今回、解説をさせていただこうかと考えました。

 

なお、当該記事は以下の通りです。
記事の最後にもう一度添付させていただきます。

 

スポーツスクール施設の新築工事(LGS・ボード工事)

 

その他の施工事例につきましては、こちらをご覧ください

 

 

 

折り上げ天井とは?メリット・デメリットと施工の流れを解説

 

 

 

折り上げ天井とは

 

 

折り上げ天井とは、天井の一部を一回り奥に窪ませた天井を指します。

折り上げる部分は必ずしも中央部分とは限らず、デザインや用途によっては
部屋の隅や、一部分のみに留まることもあります。

多くの場合デザイン性を持たせるために施工されますが、
主なメリット、デメリットは以下の通りです。

 

 

 

折り上げ天井のメリット

 

 

  • 部屋が開放的に見える(お部屋が広く見える)
  • アクセントクロスや塗装を使い、印象的な天井を作ることができる
  • 間接照明を用いて柔らかな光の空間を作り上げることができる
  • 間仕切壁を使わず、部屋をやんわりと区切ることができる

 

 

人は狭い空間にいると閉塞感を感じてしまいます。

天井を一段高く仕上げることで開放感が生まれ、部屋を広く見せることができます。

 

天井にシーリングライトを設置していて、梁の側面が明るく見えることがありますが、
折り上げ天井は光のコントラストを意図的に作り出すことができます。

また、間接照明を側面に配置することで光り輝いているような演出をすることも可能です。

 

 

某スポーツ施設の施工写真⑥ ボード工事が進行してきた様子

後ほど説明しますが、折り上げ天井施工途中の様子です。まだ塗装前で、照明器具は取り付けられていませんが折り上げ部分の光が印象的に見えます。

 

 

アクセントクロスや塗装で、壁紙には採用しづらいような印象的な色を部屋に取り入れ、
個性のある空間に仕上げることもできます。

 

 

今回、写真を用いての紹介は叶いませんが
折り上げ天井で検索していただくと、実に多種多様な施工があり、
デザインの可能性が感じられます。

オフィスにおいては受付や待合室などを印象的に仕上げたり、
住宅では梁をあえて露出させるなど様々なアイデアが見られました。

 

 

 

折り上げ天井のデメリット

 

 

いい事づくめのように感じられる折り上げ天井ですが、
当然ながらデメリットも生じてしまいます。

デメリットは以下の通りです。

 

 

  • ホコリが溜まりやすく、清掃が少し手間になる
  • 施工によっては天井を折り上げた階の天井が低くなってしまうことがある
  • 単純にコストがかかる

 

 

 

床に対し水平である天井に対し、折り上げ天井は垂直面が存在し、その部分にホコリが溜まりやすいです。

また、間接照明を取り入れたりした場合はその部分に関してもホコリの注意が必要です。

 

2つ目の天井が低くなる、に関しましては新築であれば、
最初から折り上げ天井にするプランを施工業者に伝えていれば問題ないでしょう。

リフォームの場合は、施工業者に確認してみましょう。

 

コストがかかる点については、業者によるかとは思われますが
純粋に天井を高くする施工においては比較的低コストで導入できるようです。

ただし、照明や塗装、クロス貼りなどを行えばそれだけのコストはかかりますので
導入を検討の際は見積をしてみましょう。

 

 

 

ちなみに

 

 

折り上げ天井と対をなす言葉として
下がり天井 があります。

下がり天井もその名の通り、天井の一部を通常の高さから一段低くする施工を指します。

折り上げ天井と同じくデザイン性や部屋にやんわりと区切りをつけるなどのために施工され、
メリット・デメリットも同様です。

施工によってはどちらが折り上げ天井か、下がり天井なのかと思えるデザインもありますので、
思い描いている理想があるのなら、まずはその旨を施工業者へ伝えてみましょう。

 

なお、冒頭で説明させていただきましたが
弊社でもスポーツ施設にて折り上げ天井の施工に関わったことがあり、
施工事例を掲載しておりますので
改めてではございますが実際の施工がどのようなものかご興味がございましたら
ご覧いただければ幸いです。

 

 

スポーツスクール施設の新築工事(LGS・ボード工事)

 

 

施工事例に使用した写真の中から1枚紹介します。
天井中心部分に梁が見えており、この現場では両サイドを大きく折り上げております。

某スポーツ施設の施工写真④ 天井ボードを復旧している様子

 

 

まとめ

 

 

以上、今回は折り上げ天井について説明させていただきました。

簡潔にまとめさせていただきますと

 

  • 折り上げ天井とは、天井の一部に一段窪みを加え高くした施工の事を指す
  • デザイン性や開放感を良くするために施工される
  • デメリットとしてホコリが溜まりやすくなることや、上の階の天井が低くなる可能性があることが挙げられる
  • 反対用語として下がり天井 というものがある

 

となります。

 

改修工事(リフォーム)ではできる場合・できない場合がありますが、
こんな施工もあるということを知っていただき、業者に相談をする際の
参考になれば幸いです。

 

もちろん、弊社へのご相談・お見積りも大歓迎です。
オフィス・店舗のレイアウト変更や、業態転換によるイメージチェンジなど
お考えの際は、オフィスの原状回復ドットコムを選択肢に加えていただければ幸いです。

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