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ボード材仕上げに使う内装材③ タイル

日本語,建築コラム

 

お世話になっております。

オフィスの原状回復ドットコムのYでございます。

弊社は、東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がけています。

 

 

今回は、

 

ボード材仕上げに使う内装材③ タイル

 

というテーマでお話してみようかと思います。

タイルと聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?

キッチン周りや、昔のお風呂などでしょうか。実は現在でも様々な箇所に使われていたりします。

 

今回もなるべくわかりやすく、かいつまんでタイルの特徴やメリット・デメリットなどご紹介していこうと思います。

 

なお、過去にまとめました内装材シリーズについては下記文字部分をクリックして参照してください。

 

ボード材仕上げに使う内装材① クロス

 

ボード材仕上げに使う内装材② 塗装

 

 

 

 

 

タイルとは

 

そもそもタイルとは、床や壁に貼り付けて施工される薄板を指します。

大元の語源はラテン語で、「覆うもの」という意味があり、昔の日本では
「化粧瓦」などと呼ばれていました。

 

様々な素材が用いられますが、総じて焼き物であり、
煉瓦(れんが)とよく似ています。

煉瓦は厚みがあり、そのものが壁や柱として構造体として使われますが、
タイルは薄板であり、下地に貼り付けて施工されます。

 

 

タイルのイメージ画像

 

 

 

タイルの特徴

 

  • 様々な色、素材があり、成形も容易。そのため、様々な質感を出せる
  • 紫外線に強く、焼き物のため耐熱性が高い。正しい施工方法がなされていれば、耐衝撃性も高い
  • 汚れが付きにくく、落としやすいものが多い。カビも繁殖しにくい
  • 水を通しにくい。その上気泡を作る処理をされたものは調湿性がある
  • クロス、塗装にはない質感が出せる

 

 

 

 

様々な色、素材があり、成形も容易。そのため、様々な質感を出せる

 

そもそもタイルは、もちろん基本的な種類により異なりますが外部にも使用することができます。

焼き上げ方や素材によりⅠ類~Ⅲ類に分けられ、それぞれ少しずつ性質が異なります。

内装材にはⅢ類が最も用いられ、陶器質タイルと分類されます。衝撃には弱いですが吸水性が高いといった特徴があります。

 

 

 

紫外線に強く、焼き物のため耐熱性が高い。正しい施工方法がなされていれば、耐衝撃性も高い

 

タイルは陶土や粘土、ガラスなど様々な素材を元に成形されますがすべて焼き上げて作られるため耐熱性が高いです。

内装材用のタイルは衝撃には弱いと前述しましたが、それでもきちんとした施工がなされていれば
クロスや塗装の壁と比べ耐衝撃性は高いです。

 

 

 

汚れが付きにくく、落としやすい。カビも繁殖しにくい

 

内装に使用される陶器質タイルは釉薬(ゆうやく と読む、うわぐすりの事)が塗られている「施釉(せゆう)タイル」が多く、
施釉タイルの特徴として、汚れが付きにくく、落としやすい性質を持っています。

そして、水分が入り込みにくいタイプのタイルであればカビが繁殖しにくく、
カビが入っても落としやすいです。

 

※補足ですが、釉薬が塗られていないタイルは「無釉(むゆう)タイル」

 

 

 

水を通しにくい。その上気泡を作る処理をされたものは調湿性がある

 

上記と重複しますが、タイルは基本的に吸水性が低いため、水を通しにくい性質があります。

そのため、内装材として使用される際もキッチンやトイレ、浴室など、水回りへ施工されることが多いのです。

 

近年では、表面に気泡を含む成形を施すことで調湿性を持たせたタイルもあり、
リビングへの使用を推奨している商品もあります。

 

 

 

クロス、塗装にはない質感が出せる

 

(モザイクタイルを除き)タイルは1枚1枚職人の手で貼られ、目地との間に絶妙な光加減が生まれ、
その他の素材にはない質感が出せます。

サイズも様々なため、端部や角などは現場でカットし、貼り付けられます。

 

※モザイクタイルとは、タイルの1辺のサイズが5cm以下の小さなサイズの商品です。

とても小さいため、壁に貼り付ける際は303mmや300mmなど、少し大きなサイズの塊で結合されているので、そのまま貼り付けていき、端部は1枚ずつ、あるいは現場でカットして施工されます。

 

参考:『タイルライフ コラム』内該当ページ

 

塗装やクロスもそうですが、タイルも業者のみならず、その質感の魅力からDIY(日曜大工)としても人気があります。

 

 

 

弊社の施工事例

 

ここからは弊社の施工事例を簡単に説明させていただきます。

 

タイル施工事例① オフィスエントランス部分

オフィスのエントランス部分にタイルを施工した例

 

 

タイル施工事例② 喫茶店対面接客部

喫茶店内接客部にタイルを施工した例

 

 

上記2点は共に、装飾目的にて施工されたタイルで、石を割って貼り付けたかのような
ランダムな形が特徴的です。

 

上で紹介したオフィスでは、全体としては黒を基調にし、壁面に木目調のシートが用いられていましたが
エントランス(受付)周りでは上記のようなタイルを用い、印象的な雰囲気に仕上がりました。

 

また、喫茶店の事例では、主に木目調を用いた店内でしたが、オーダーを受ける箇所ということでより印象的に、
作り込まれた雰囲気のあるタイル張りとなりました。

 

 

なお、喫茶店の施工に関しましては過去記事にて説明させていただいておりますので、
ご興味がございましたらご覧ください。

 

【飲食店の内装工事】喫茶店 の内装工事 前編

 

 

 

まとめ

 

 

以上、今回は内装材、そのうちのタイルについて説明させていただきました。

簡潔にまとめさせていただきますと、

 

  • タイルは様々な色、素材があり、既存の壁に貼り付けて施工される
  • 紫外線、耐熱性、耐衝撃性、防汚、耐水性など、優れた性能を持つ
  • (モザイクタイルを除き)1枚1枚貼り付けて施工されるため、複雑な表情が生まれる

 

など、多くの特徴があります。

 

 

残りの内装材についても近いうちに紹介できればと思います。

改めまして、

 

前々回記事(クロスに関して)はこちらを、

前回記事(塗装に関して)はこちらをご覧ください。

 

 

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