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ボード材仕上げに使う内装材① クロス
- 日本語,建築コラム
- 投稿日:2022年05月9日
このページの目次
お世話になっております。
オフィスの原状回復ドットコムのYでございます。
弊社は、東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がけています。
今回は、
ボード材仕上げに使う内装材① クロス
というテーマでお話してみようかと思います。
おそらく、多くの方にとって内装材として馴染み深いものと言えば「壁紙(つまり、クロス)」なのではないでしょうか。
なるべくわかりやすく、かいつまんでクロスの特徴やメリット・デメリットなどご紹介していこうと思います。
クロス(壁紙)とは
クロス(壁紙)とは、石膏ボードなどのボード材の上に貼り付けるタイプの内装材で、
ほとんどの一般住宅・オフィスなどで使用される内装材です。
様々な色・素材・デザインがあり、単に意匠効果があるだけではなく
機能性に富んだクロスも多く存在します。
「壁紙」と呼ばれますが天井に施工することも可能です。
クロスの特徴
- 様々な材質のものが存在し、色・デザインが大変豊富にある
- そのため、和室風のデザインにも洋室にも適しており、デザインの要とすることも可能
- (クロスのグレードにもよるが)材料費が安く、施工の手間も少ないため、コスト(価格)が低い。
- 手入れが楽
- 様々な機能を持たせているものが存在する
様々な材質のものが存在し、色・デザインが大変豊富にある
クロスをどこにも採用していない住宅はないと言えるほど、現代の建物にはクロスが使われております。
自分の家や、勤め先など機会がございましたら見たり触れてみたりするなど、
実に様々なものがあることを改めて知ることができるかもしれません。
(その際は傷つけたり汚したりしないよう、また触れて良いかどうかお気を付け下さい。)
多く特徴に挙げられるのがその色や素材などの種類の豊富さです。
現在、一般的なものはビニル製で、その他にも紙、布、その他にもたくさんの種類がございます。
なお、大手メーカーのほとんどはホームページにカタログを掲載しており、WEB上で見ることができます。
あまりにたくさんのものがあるため、今回は参考資料として大手メーカーのサンゲツのカタログ一覧ページを紹介いたします。
多くのメーカーでは、カタログの他通常の商品ページや、検索ページが用意されていることが多いです。
見ているだけでも面白いですよ。
ただし、スマホやPCから見る画像だけでは雰囲気がつかみにくいかと思います。
そのため、ほとんどの施工業者は実際のカタログを持って訪問し、そこでお部屋に合うクロスやお客様のご要望を尋ねます。
実際に施工するつもりでその場で確認することで、光の当たり具合による見え方や模様の大きさを確認することができるでしょう。
(クロスのグレードにもよるが)材料費が安く、施工の手間も少ないため、コスト(価格)が低い。
今回はクロスに関する内容のため、詳細は割愛させていただきますが、
内装材には、他に「塗り壁」や「タイル」、また「木質系素材」などがあります。
しかしそのどれもほとんどの場合においてはクロスによる仕上げよりコストが高くなることが多いです。
塗り壁やタイルは専門の職人を必要とすることが多く、施工方法としてもクロスの施工よりも複雑です。
木質系素材を用いる場合、材料のコストが高くなってしまう事が多いです。
もちろん、塗り壁やタイルなどでしか出せない質感やデザインもありますが、
ほとんど木材にしか見えないような質感のクロスや、漆喰や、タイルのように見えるものもあり、その再現度は年々進化しております。
そのため、クロスは多くの場合において採用率が高いのです。
手入れが楽
手入れが楽ということは長く暮らしたり、建物を維持する上でこれ以上ないほど重要なことです。
なぜなら、手入れが大変であると掃除や手直し工事をしなくなったりし、あっという間に劣化してしまう可能性があるからです。
その点においてもクロスは優れています。剥がれや浮きなどが出てきた場合、その箇所に同型、または近いクロスを用意し補修ができます。
掃除も、基本的なお手入れ方法はハタキなどでホコリを落とすだけで大丈夫です。
(大きな汚れがついてしまった場合は、検索などで調べてみてください)
漆喰壁やタイルの場合、キズや割れ・欠けが生じた際は、多くの場合業者に修理を依頼することが多いです。
様々な機能を持たせているものが存在する
クロスには様々な素材があると先に紹介しましたが、その素材ごとの特性を活かし、あるいはそれ以上の機能性を持たせているものが多数存在します。
不燃素材、吸放湿機能、ニオイ移りを防ぐもの、汚れ防止機能が高く、子供が落書きをしてもサッと拭き取れるものなど、用途により様々な選択肢があります。
見た目が似ていても様々な機能が付加されていることがあり、
特にキッチン周りには不燃系、玄関周りには吸放湿機能があるものを採用することが多いです。
実際の施工の様子(抜粋)
最後に、実際に弊社が施工した様子を、写真を交えて簡単にご紹介させていただきます。
順を追って簡単に説明させていただきました。
なお、今回紹介させていただきました施工風景は3章仕立てで、
弊社ブログでもご紹介しております。詳しくご覧になりたい方はぜひご覧ください。
当ブログでよく掲載しております軽量鉄骨下地、並びにボード工事は
クロス工事の前工程となります。
ボード工事(並びにパテ作業)が完了した後、クロス工事や塗装などを行うことができます。
まとめ
以上、今回は内装材、そのうちのクロスについて説明させていただきました。
簡潔にまとめさせていただきますと、
- クロス(壁紙)は、現代において最もよく使用される内装の仕上げ材
- 様々な色、素材、種類があり、質感はもとより、調湿性や不燃性など機能も様々
- 施工コストが低く、手入れも楽
- ボード材の上に貼られるように施工される
となります。
残りの内装材についても近いうちに紹介できればと思います。
クロスの貼り替えにつきましても、弊社へのご相談・お見積りは大歓迎です。
オフィス・店舗のイメージチェンジや、業態変更のご相談などお考えの際は、
オフィスの原状回復ドットコムを選択肢に加えていただければ幸いです。
ご相談だけでも大丈夫です。
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では、個人宅からマンションやオフィス、商業施設のテナント、ホテル、学校など規模を問わず、原状回復工事、内装工事を承っております。
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