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オフィス・事務所向けの安いタイルカーペット|内装業者が大手4社を比較

日本語,建築コラム

オフィスや店舗の床に多く使われているタイルカーペット。

 

張替えを検討するとき、

「なるべく安いものを選びたい」
「タイルカーペットってそれぞれ何が違うの?」

と気になる方もいるのではないでしょうか?

 

今回は、サンゲツ・東リ・シンコール・スミノエの大手4メーカーから、
価格を抑えつつ基本仕様が近い商品を1つずつ選んで比較します。

 

なお、賃貸オフィスや事務所の原状回復では、施工業者や床材を指定されている場合があります。

まずは賃貸借契約や貸主・管理会社の指定を確認しましょう。

 

今回は特に指定がなく、ご自分でタイルカーペットを選べる場合を想定してご紹介していきます。

 

オフィス・事務所向けの安いタイルカーペット4商品を比較

 

オフィス・事務所向けの安いタイルカーペット|内装業者が大手4社を比較の画像

 

今回比較するのは、サンゲツ「NT-350」、東リ「GA-400」、シンコール「パルコ」、スミノエ「ECOS PX-3000」の4商品です。

 

いずれも500×500mmで、パイル素材には原着ポリプロピレンが使用されています。

その他の仕様を以下の表にまとめました。

 

 

メーカー 商品 メーカー公表価格
(税抜)
全厚 カラー数 歩行区分 機能・性能 環境・安全性
サンゲツ NT-350 5,400円/㎡ 6.2mm 41色 中歩行 防炎
制電
―
東リ GA-400 5,400円/㎡ 6mm 24色 歩行業務3 防炎
制電
―
シンコール パルコ 5,600円/㎡ 6.5mm 25色 中歩行 防炎
制電
F☆☆☆☆
スミノエ ECOS PX-3000 5,800円/㎡ 6mm 25色 中歩行 防炎
制電
F☆☆☆☆・グリーン購入法適合

※価格は各メーカー資料に掲載されている税抜のメーカー公表価格・材料価格等です。(2026年9月時点)実際の販売価格・施工価格とは異なります。
※機能・性能の評価項目や表示方法はメーカーによって異なるため、数値やランクを単純に比較できない場合があります。
※「―」は、今回確認したメーカー資料に該当する表示が確認できなかった項目です。

 

【歩行区分とは?】

タイルカーペットが、どの程度の人の通行がある場所での使用を想定しているかを示す目安です。

・中歩行: 比較的歩行量の少ない場所を想定した区分。ホテルの客室・廊下・ラウンジなどで使用。
・歩行業務3: 小規模オフィスやホテルの客室など、比較的歩行量の少ない場所が目安。

メーカーによって区分や表記方法が異なるため、同じ基準で単純に比較できるものではありません。

 

サンゲツ「NT-350」

 

サンゲツ「NT-350」は、今回比較した中で最も価格を抑えた商品の一つで
「中歩行」に分類されているスタンダードなタイルカーペットです。

 

同シリーズには無地だけでなく、柄やデザインの異なる商品も豊富に展開されています。

 

東リ「GA-400」

 

東リ「GA-400」は、サンゲツ「NT-350」と同じ価格で、
メーカーが「優れたコストパフォーマンス」を特徴としている商品です。

 

GA-400と組み合わせて使えるストライプ柄やランダムストライプ柄なども用意されています。

 

シンコール「パルコ」

 

シンコール「パルコ」は、今回比較した4商品の中では中間にあたる価格で、
25色のカラーバリエーションが特徴です。

 

グレーやベージュなどの落ち着いた色から、ブルーやグリーン、ピンク系まで幅広く揃っています。

 

スミノエ「ECOS PX-3000」

 

スミノエ「ECOS PX-3000」は、今回比較した中では最も価格が高い商品で、
環境に配慮した「ECOS」シリーズが特徴です。

 

使用済みのタイルカーペットを回収し、
再びタイルカーペットの材料として利用するリサイクルシステムが採用されています。

 

張り替える広さによって材料費はどのくらい変わる?

 

電卓とお金の画像

 

今回比較した4商品は、メーカー公表価格が5,400~5,800円/㎡です。

例えば50㎡を張り替える場合、単純計算では材料価格だけで約27万~29万円になります。

 

ただし、これは施工面積とメーカー公表価格から算出した参考金額です。

実際には部屋の形状や割付によって端部のカットなどが発生するため、
必要な材料の数量が施工面積ぴったりになるとは限りません。

 

また、工事を依頼する場合は、材料費のほかに既存床材の撤去・処分や下地処理、施工費などもかかります。

 

 

価格が近いなら何を見て選ぶ?

 

今回の4商品は価格や基本仕様が近いため、どれを選ぶか迷うかもしれません。

ここからは、価格以外で確認したいポイントを見ていきます。

 

色・デザイン

 

価格差が小さい場合は、色やデザインも選ぶポイントになります。

 

同じシリーズでも無地だけでなく、
ストライプや柄物など、色展開が豊富なメーカーもありますので、空間のイメージに合わせて選ぶことができます。

 

厚み・パイルなどの仕様

 

今回の4商品は業務用では一般的な全厚6~6.5mm程度ですが、
カタログには全厚だけでなく、パイル長やパイル形状なども記載されています。

 

単純に「厚いほど良い」と考えるのではなく、
用途に合った仕様になっているか?を確認することがポイントです。

タイルカーペットの構造図

【パイル長とは?】

パイル長とは、タイルカーペット表面の毛(パイル)の長さのことです。
「全厚」がタイルカーペット全体の厚さを表すのに対し、パイル長は表面部分の長さを示します。

 

防炎・制電などの機能

 

今回比較した4商品には、いずれも防炎・制電に関する性能表示があります。

 

防炎とは、火がついたときに燃え広がりにくくする性能のこと。
一方、制電とは、静電気の発生や帯電を抑える性能を指します。

制電性能には、静電気によるホコリの付着を抑える効果も期待できます。

 

また、スミノエの「ECOS PX-3000」には、環境に配慮した商品として、
エコマークやグリーン購入法適合マークなども記載されています。

 

メーカーや商品によって備わる機能や性能は異なるため、カタログの機能マークや性能表示も確認してみましょう。

 

 

歩行区分・使用場所

 

タイルカーペットを選ぶ際は、
どのくらい人の出入りがある場所で使用するのか?も確認したいポイントです。

 

こちらもメーカーによって若干表記や説明が異なり、
サンゲツとシンコール、スミノエは「中歩行」、東リは「歩行業務3」と表記されています。

 

それぞれにどんな場所に適しているか、使用例も含めて各HPで紹介されているので、
ご自身の条件と照らし合わせながら選ぶようにしましょう。

 

 

まとめ

 

タイルカーペットは価格だけでなく、
使用場所や必要な性能、色・デザインなども含めて選ぶことがポイントです。

 

また、原状回復の場合は商品を選ぶ前に、
貸主や管理会社から施工業者や床材の指定がないか確認しておきましょう。

 

 

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