教育施設での、新築内装工事の事例を紹介いたします。

こちらの現場ではテナントとして貸し出された場所へ、
クライアント様のご要望に応じ既存間仕切の一部改修などを行いました。

 

 

全体工程

 

 

(他業者)テナント既存間仕切壁、設備解体・撤去

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弊社：軽量鉄骨下地・ボード工事
(他業者)その他設備配線・配管工事

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その他内装工事へ引き継ぎ

 

 

今回、弊社は軽量鉄骨天井下地・ボード工事を担当させていただきました。

 

 

各所軽量鉄骨天井下地組・ボード工事

 

 

クライアント様が不要な間仕切壁などの解体撤去工事が済み、
設備業者の墨出し工事（今後の工程のための基準出し作業）が終了する辺りのタイミングで、
弊社の工事が開始となります。

 

まずは114条壁と言われる、防火上主要となる壁をまず組んでいき、
その後天井を組み上げていきます。

 

114条壁の軽量鉄骨下地を組んでいる間、
並行して新しい天井を施工するためのアンカー打設を行います。

※アンカーとは、天井をコンクリートに固定するためのボルトを据え付けるための部材です。

 

新築工事のため、設備工事業者や床工事業者など、多数の業者との合番（並行作業）となるため、
打ち合わせを綿密に行い、事故や施工ミスなどを起こさないよう、注意が求められます。

 

 

アンカー打設作業

 

天井に軽量鉄骨天井を組むためのアンカーを打設していきます。

コンクリート面にアンカーという部材を打ち込んでいきます。

ここで打ち込んだアンカーに吊ボルトという長いボルトを締めていき、
この後の工程で軽量鉄骨天井下地を組んでいきます。

 

 

天井・壁軽量鉄骨下地組工事

 

天井や壁など、今回部屋を区切る箇所に前もって墨出しを行い、
それに沿って軽量鉄骨にて下地を組んでいきます。

 

本件は教育施設のため、通常のオフィスより複雑に部屋が区切られており、
注意を要しました。

 

また、114条壁については天井に先行して下地を組んでいきます。
防火・防災の役割を果たすため、躯体と同じ扱いになるためです。

 

 

間仕切壁内グラスウール充填作業

 

今回、主に壁内にグラスウール断熱材を充填していきました。
グラスウールとはガラス繊維でできた綿状の素材で、断熱材・吸音材として
かなりの割合で採用される内装材です。

 

 

 

写真の箇所は一般住宅などでも採用される、フィルムシートにて包装されたタイプにて施工されました。

安価でありながら気密性が高く、断熱性・吸音性も申し分ないと言えます。

 

参考①：旭ファイバーグラス株式会社 商品ページ

参考②：弊社ブログ『オフィスに使われる断熱材について ①グラスウール』

オフィスに使われる断熱材について ①グラスウール

 

隙間が空いてしまうとそこから音が漏れたり冷気が入り込んでしまうため、細心の注意を払います。

 

 

天井・壁ボード工事

 

軽量鉄骨下地組、並びに必要箇所での断熱材充填作業が完了した後、
いよいよ天井・壁そのものとなるボード材を貼り付けていきます。

 

上記は通路部分の壁石膏ボード施工の様子です。

教育施設のため、各教室への扉開口部分が多く開いているのがわかります。

歪みや施工不良が無いよう注意を払って施工していきます。

 

 

上記は、別部分での天井・壁施工の様子です。
壁面には強化石膏ボードが貼られています。（青色部分）

強化石膏ボードとは石膏の芯にガラス繊維などを加え、耐火性能を強化した石膏ボードです。

建築基準や、要件に応じて施工されます。

参考：吉野石膏 商品ページ

 

 

 

 

こちらは、先ほどとはまた別室の天井部分施工の様子です。

 

この部屋は音響を重視し、天井に化粧岩綿吸音板を要するとのことで施工をしています。

岩綿吸音板とは、表面に無数の穴が開いているボード材で、その名の通り石膏ボードに比べ
吸音性能に優れます。

 

各所の吸音材、ボード材を施工していき、後工程となる設備工事や
床工事へと引き継ぎ、完了となります。

 

 

以上、教育施設の新築工事の施工事例の紹介でございました。

 

通常のオフィスはもちろん、教育施設、スポーツジム、飲食店、一般住宅など
規模を問わず施工させていただいておりますので、
お問い合わせ・ご相談はお気軽にお申し付けください。