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遮音材と吸音材の違いについて|防音工事
- 建築コラム,日本語
- 投稿日:2024年10月4日
このページの目次
お世話になっております。
オフィスの原状回復ドットコムのMでございます。
弊社は東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がける内装会社です。
オフィスの原状回復ドットコムは、内装業者ならではのサービスで、お客様の多彩なニーズにお応えし、年間500件の施工実績を誇る信頼と実績がございます。
今回は
遮音材と吸音材の違いについて|防音工事
をご紹介いたします。
近年、音の問題がますます重視されるようになっています。
オフィスや住宅のトラブルの中でも特に多いのが「騒音」に関する問題です。
現代のオフィス環境では、音の問題がますます重要視されています。
特に、オフィス内での「騒音」は、業務効率や社員のストレスレベルに大きな影響を与えることがあります。
異なる業務内容やコミュニケーションスタイルを持つ社員が共に働くオフィスでは、
会議室での話し声、電話の音、さらには日常の業務音までもが「騒音」として問題視されることがあります。
このような「騒音」を出す側にも、感じる側にもならないためには、適切な「防音」対策が必要です。
では、「防音」とは具体的にどのようなものなのでしょうか?
そして、「防音工事」とはどのような工事を指すのでしょうか?
遮音材と吸音材の違いについて
防音工事において重要な役割を果たすのが、「遮音材」と「吸音材」です。
それぞれの違いを理解することで、より効果的な防音対策が可能になります。
ではこの二つの違いとは?
「遮音材」とは?
遮音材は、音を遮断するための材料です。
音が壁や天井を通過して向こう側に届かないようにする役割を持ちます。
主に建築物や部屋の防音対策として利用され、音が壁や天井を通過して他の部屋や外部に漏れるのを防ぐ役割を果たします。
遮音材は、音を反射させることで音の伝播を防ぎます。
一般的に、遮音材は密度が高く、重い材料で作られており、音の伝播を物理的に遮る効果があります。
主に鉛シート等がよく遮音材として使用されます。

遮音シート:ダイケン(大建)
「吸音材」とは?
吸音材とは、音を吸収して反響音を減少させるための材料です。
音のエネルギーを熱エネルギーに変換することで、音の反射を抑え、室内の音響環境を改善します。
吸音材の仕組みは、音を吸収して反響音を減少させることにあります。
吸音材は多孔質な構造を持ち、小さな穴に音が入り込むことで音のエネルギーが吸収され、
摩擦や粘性抵抗によって熱エネルギーに変換されます。
これにより、音の反射が抑えられ、室内の音響環境が改善されます。
吸音材を使うことで、室内の反響音を抑え、音の響きを調整することができ、
快適な音環境が整い、騒音問題を軽減することが可能です。
吸音材としては、主にグラスウール等がよく使用されています。

グラスウール
まとめ
簡潔に2つの材料の違いをまとめると
「遮音材」は音の漏れ防止用、「吸音材」は音響の改善用を目的とした異なる役割を持っています。
では遮音材と吸音材の施工の違いについてもご紹介いたします。
遮音材と吸音材の施工方法の違いについて
「遮音材」の施工方法
施工方法としては、遮音材は主に壁や床、天井に取り付けられます。
遮音シートを壁に貼り付けたり、遮音パネルを設置することで効果を発揮します。
重い素材を使用することが多く、施工には専門的な知識が必要です。
遮音材の下地には、石膏ボード、合板だったり、直接軽量鉄骨(LGS)や木枠に貼り付けることもあります。

スポーツ施設の施工写真 遮音シート施工の様子
「吸音材」の施工方法
吸音材は、グラスウールやロックウールなどが代表的な吸音材です。
施工方法としては、吸音材は壁や天井の内側に設置されることが多いです。
床にも敷き詰めることもあります。
吸音パネルを壁に取り付けたり、天井に吸音材を敷き詰めることで効果を発揮します。
吸音材は柔らかい素材が多く、比較的簡単に施工できますが、湿気に弱い場合があるため、設置場所に注意が必要です。

グラスウール断熱材を吸音材としても使用している様子
施工方法の違いのまとめ
遮音材の施工は、音を遮断するために壁や床、天井に重い素材をしっかりと固定し、
隙間を封鎖する工程が必要であるのに対し、
吸音材の施工は、音を吸収するために壁や天井の内側に軽量で柔らかい素材を設置し、
湿気対策を考慮する工程が求められます。
弊社では、豊富な経験と実績をもとに、お客様のニーズに合わせた最適な防音対策をご提案いたします。
防音工事に関するご相談やお見積もりは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
こちらの記事も防音工事関することをまとめてあります。参考にして下さい。
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