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【建築工事・内装工事】仮囲いとは? 建築工事と内装工事での違いについて解説 《後編》

日本語,建築コラム

 

お世話になっております。

オフィスの原状回復ドットコムのYでございます。

弊社は、東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がけています。

 

 

今回は、

 

仮囲いとは? 建築工事と内装工事での違いについても解説

 

というテーマでお話してみようかと思います。

 

 

前後編にて、前編を「仮囲いについて」、
後編を「内装工事における仮囲いの意味合いや、建設現場や土木工事現場との違いについて

お話させていただきます。

 

今回は《後編》です。

前編についてはこちらからご覧ください。

 

 

 

 

 

 

仮囲いについて、簡単におさらい

 

 

仮囲いとは、建築工事や土木工事を中心に、様々な現場で使用される、
「一定期間、仮で設置される囲い」を指します。

 

建設現場や土木工事現場において、工事関係者以外の方の立ち入りを防いだり、
工事区域外へホコリや資材などが飛散しないように設置されます。

詳しくは、前編をご覧ください。

 

では、内装工事における仮囲いとはどのような意味合いがあり、
どのようなものを指すのでしょうか。

 

 

 

 

内装工事における仮囲い とは

 

 

内装工事は、工事全体の流れの中で言えば建設工事の一部です。

では、建設工事として、敷地に仮囲いがされてあればそれでよいのかと思われるかもしれませんが、
内装工事現場の中には、「建物のテナントだけが工事現場」「雑居ビルの2階の内装工事をするが、1階の店舗は通常通り営業する」

 

という場合がございます。そういう時、敷地内全体に仮囲いをするわけにはいきません。

なぜなら同じ建物に入居している別の方々が中に入れなかったり、店舗であれば顧客が来店できないなどの事態になってしまうのです。

 

そこで、内装工事では「雑居ビルの1階部分のみ仮囲いを設置する」「商業施設の1店舗の前だけに仮囲いを設置」
ということが結構行われます。

 

下記に、内装工事での仮囲い設置の様子をお見せします。

今回あまり写真がご用意できなかったのですが、雰囲気として掴んでいただければと思います。

 

 

 

内装工事での仮囲いや、類推される壁の設置の例

 

 

内装工事における仮囲い施工・設置の様子① 軽量鉄骨にて店舗の前に下地を組んでいきます

 

内装工事における仮囲い施工・設置の様子② 軽量鉄骨下地の上にベニヤ合板を貼り付け、仮設ドアを設置し、ホコリの飛散と部外者の立ち入りを禁じています

内装工事における仮囲いの例

 

 

上2枚は飲食店の前に、軽量鉄骨下地とベニヤ合板を施工し、仮設ドアを設置した状態です。

 

ホコリ等の飛散と、部外者の立ち入りを防ぐ役割を果たします。

内装工事における仮囲いの例の1つです。

 

 

 

内装工事における仮囲い施工・設置の様子③ 厳密にはこちらは仮囲い設置ではなく、中で行われる工事を隠すための仮設間仕切りの設置の様子です。

厳密には仮囲い設置の様子ではなく、中で行われる工事を隠すための仮設間仕切り設置の様子。 こちらは施工前の状態です。

 

 

 

内装工事における仮囲い施工・設置の様子④ 厳密にはこちらは仮囲い設置ではなく、中で行われる工事を隠すための仮設間仕切りの設置の様子です。こちらは設置が完了した様子。こちらにも仮設扉がついており、出入りの自由度とセキュリティを兼ねています。

こちらが施工が完了した状態。仮設のため、石膏ボードはそのままに仮設扉も取り付けられております

 

上2枚の写真は学校内にて行われる工事の目隠しをするための仮設間仕切を設置した事例です。

厳密には仮囲いとは異なりますが、施工方法や概念としては同様のものとなります。

 

 

このように、仮囲いは内装工事においては建物の敷地全体を覆うものではなく、施工範囲の少し外側や、出入り口付近のみを囲い、
部外者の立ち入りを防いだり、現場外へホコリや資材、廃材等の飛散の防止のために設置されます。

 

つまるところ、建設工事や土木工事における仮囲いとおおよその役割は同じですが、施工方法や見た目が異なるのです。

 

 

 

 

余談

 

いわゆる「バリケード」。前編にて紹介したアドフラットなどの仮囲いの代わりや、施工が進んでいくとこちらの囲いに変更されたりします

いわゆる「B型バリケード」のイメージ画像。
写真acより引用。

 

 

 

仮囲いの画像。正式にはアドフラットという部材名が付いております

アドフラットの参考写真(画像は写真acより) 写真左右の真っ白な壁がアドフラットです。 詳しくは前章参照

 

 

こちらは写真内にも記載のように「B型バリケード」とよく呼ばれるものですが、
こちらも仮囲いの一種です。

 

アドフラット(前編参照)のような高さはなく、ホコリや資材の飛散防止性能は低いですが、
設置が簡単であることやデザインとして立入禁止であることがわかりやすいため、
立入禁止区域を明示することのみを目的としている時や、工事が進んでいった過程で
アドフラット仮囲いを取り外した後に施工されたりすることが多いです。

 

 

 

 

では、A型バリケードとは? と思われる方がいらっしゃるかと思いますが、
こちらがA型バリケードの一種です。

 

 

 

A型バリケードは、どちらかと言えばカラーコーンのように歩行者のために簡易に立入禁止を明示したり、
現場作業員や、工事現場の傍を通行する人々の動線を作るなどの目的で使用されます。

 

 

 

まとめ

 

 

以上、今回は仮囲いとは? 建築工事と内装工事での違いについて解説 《後編》として、
内装工事における、建設現場や土木工事との違いなどをお話させていただきました。

 

 

簡潔にまとめさせていただきますと、

 

 

  • 内装工事における仮囲いとは、入り口付近や、施工箇所周辺を覆うように下地・ボードを施工し、仮設の壁を作る事を指す
  • 工事関係者以外の立ち入りを禁じたり、景観を保つ目的や、騒音やホコリが漏れないようにする役割がある
  • 建設現場と同じように、出入りがしやすいよう仮設扉が設置される場合が多い。

 

 

と言った特徴があります。

 

似たような役割で「養生」がございますが、外部で一般通行人がいる場合や、数日間にわたる工事など、
強度が欲しい場合は仮囲いを設置してしまう事が多いです。

 

なお、ショッピングモールなどでテナントが改装中の際、白っぽい壁で覆われていることがあるかと思いますが、
あれらも仮囲いです。

 

ご興味がございましたら、見かけた際見てみてください!

 

 

オフィスの原状回復ドットコムでは、オフィスや店舗のテナント工事の際の仮囲いの設置・施工も
行っております。

 

「騒音が気になるが、隣のテナントになるべく迷惑をかけずに施工する方法はないか」

「玄関周りの内装工事を依頼したいが、プライバシーの確保はできるのか」

 

など、工事のご依頼に加え、それに関わるご相談などもお気軽にお問い合わせください。

 

工事のご依頼や、ご相談の際はお悩みに応じて最適なご提案ができればと思います。

 

 

 

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