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【内装工事・安全】(内装)工事に潜む危険 つまづき編─後編

日本語,建築コラム

 

 

お世話になっております。

オフィスの原状回復ドットコムのYでございます。

東京池袋を中心に関東一円でLGS工事やボード工事、
クロス・床仕上げ工事など内装工事一式を手がけています。

 

今回は、

 

(内装)工事に潜む危険 つまづき編─後編

 

というテーマでお話してみようかと思います。

 

建築工事において、安全は切っても切れない大切な観点となりますが、
丁寧な業務を心がけるうえでまとめておきたかった内容の一つなので、
ご興味がございましたらご一読ください。

 

なお、少し文が長くなりそうとの事で、
前編を「現場に起こりうる危険」、後編を「危険を回避するための対策例
といった感じで説明させていただきます。

 

前編は既に公開されておりまして、まだご覧になられていなければ、
こちらを先にご覧いただければ幸いです。

 

 

【内装工事・安全】(内装)工事に潜む危険 つまづき編─前編

 

 

 

 

 

つまづきの危険を回避するためにできる主な事柄

 

 

つまづきに限らず、本来「この事例であればこうするべき」というべきなのですが、
現実的には予算、人数、作業スペースの問題など、様々な事情によりすべての対策を講じることは難しいです。

 

そのため、今回はざっくりと有効な手段を列挙してみたいと思います。

 

 

  • 高所では、安全帯ヘルメットを着用する
  • 基本であるが、まず足元に注意する。転倒で手を突いた際の保護のために手袋を着用する
  • 安全性の高い動線の確保。区画を設けたり、カラーコーンやコーンバー、カンバンによる危険箇所の明示
  • 移動中(歩行中)は工具を腰にかけるなど、作業に関わるルールを設ける
  • 長物など、危険なものを運んでいる際は周囲に人がいないか確認し、声掛けをする

 

 

安全帯・ヘルメット・手袋など保護具の着用

 

内装工事において、ヘルメットを着用することが難しい狭所での作業が多い事は事実です。

しかしながら、確実に危険な箇所ではしっかりとヘルメットを着用すべきです。

また、安全帯の着用も有効です。建設業では5m以上の高さでは義務付けられていますが、それ以下でも着用すべきと思います。

ただし、きちんと整備された安全帯を正しく着用した上で正しく利く所に掛けないと意味がなくなってしまうので注意です。

 

足元注意は基本です。保護具など、ほとんどの作業において手袋は着用されることが多いですが、作業の拍子に外すこともあるでしょう。

そんな場合にも、足元が危険な箇所では念入りに手袋等で防備をするべきです。

 

 

 

動線の確保、ルールの策定

 

 

動線の確保とは、いわゆる作業動線の事で、資材置き場や作業箇所に応じて
「安全で」「通行しやすい」通路(材料の搬入出や、作業者の通行のための)を作ることです。

各々が現場を自由に通行してしまうと、接触事故が起こりうる確率が上がります。

 

 

 

 

 

前編にもありましたが、落下防止の区画の他、資材の搬入経路や移動をする通路をわかりやすくするため、
区画を整理することも1つの手です。または、現場に入場する人へ動線について周知し、現場内を一方通行にするなども
接触事故の危険性が減る一つの手段でしょう。

 

 

作業に関わるルールを策定する意味は、つまづきにおいては両手を空けられるように、
例えば「工具は必ず腰袋や、カラビナなどで固定する」、「狭い通路では荷物を持っている人がいないか、よく確認してから通行する」など
現場に応じて様々なルールを設けることが必要です。

 

 

 

声掛け

 

 

また、工場などにおいても非常に有効な手段が「声掛け」です。
長物に限らず、重量物や台車などを通行させる際は「○○通ります」と言うなど、
声掛けを行うことで、資材を持っている作業員や、その周囲の人の安全性が上がります。

 

また、一人で作業をさせないのも大事です。

現場安全監督など、客観的に現場を見渡せる人がいれば、作業をしている人や、
現場そのものの危険性に気付ける確率は上がるでしょう。

 

 

 

まとめ

 

 

以上、今回は(内装)工事に潜む危険 つまづき編─後編として、危険性を減らすにはどうしたらよいか、
簡単ながら説明させていただきました。

 

私は、人の数だけ安全に関するアプローチの仕方があると思っております。

しかし同時に、作業効率を下げ、品質には影響しないとされ蔑ろにされがちでもあります。

安全に配慮された上で、高品質で効率がよく、工期短縮になるように考えるのは大変です。

 

交通安全に関しての講習・議論が日々行われるように、
建設業や工場の方のみならず、すべての方々がもっと安全について考えていただければ、労災がもっと減るのではないかと考えております。

 

私も、現場で働く皆さまの安全を願っております。

そして、弊社全体としてももちろん安全に配慮し、高品質な作業・施工をすることを心がけております。

 

 

「内装において問題が発生しているが、どうしたらいいのかわからない」

「こういう工事をする場合、どのように作業をして、費用はどのくらいかかるのか」といった
ご質問などお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

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